同期と非同期

通信手段が発達した今日において、コミュニケーションの方法・手段は多種多様です。多種多様な方法の中で、どの方法をとるのが良いかを判断するときに参考となる分類が、「同期型」コミュニケーションと「非同期型」コミュニケーションです。

対面での会話、電話でのやり取りのように、相手の反応を即座に得られるコミュニケーションが同期型コミュニケーションです。一方、メール、チャット、その他SNSのように、相手が即座に対応する必要のないコミュニケーションが非同期型コミュニケーションです。

同期型の良い点は即座に相手の反応を得られる点ですが、話しかけられる相手にしてみれば、そのときの作業を一時中断しなければなりません。集中が一度途切れ、また集中する、という非効率が発生します。一説によると、10秒間話しかけられると約10分の時間を無駄にするそうです。

電話の場合は相手の状況をわからず話しかけることになり、相手にとってはさらに不都合な場面になることもあります。 実業家の堀江貴文氏も、以前本ブログで紹介した著書「多動力」において、「電話をしてくる人とは一緒に仕事をするな」と述べています。同氏は、「驚くべきことに、「今メールを送りましたから」「今ファックスを送りましたから」と電話を鳴らしてくるバカもいる。」とまで言い切っています。

言い方はいささか過激ですが、同氏によれば、電話は一方的に相手の時間を奪うものであり、電話がかかってくると強制的に自分の仕事を中断させられ、リズムを崩されるから、とのこと。これには思い当たることがあり、電話がかかってくると、その電話のために他の仕事を中断せねばならない上、電話をする間の時間だけでなく、その内容を記録しなければならないため、そのためにも時間を取られてしまいます。このように、電話などの同期型は一見効率が良いように見えて、非効率な部分が多くあるのです。

それに対し、メールやLINEなどの非同期型であれば、相手の時間を拘束することなく情報を伝達することができます。メールやLINEを受け取った相手も、自分の仕事を中断せずに済み、すき間時間で返信すればよいことになります。海外の人とやり取りするときも、同期型と比べて時差を気にしなくてよいことになります。このように考えると、非同期型のコミュニケーションは、意外に効率的で相手に対する思いやりがある方法なのですね(もっとも、非同期型のコミュニケーションでは、正確に情報を伝達するにはある程度の文章力は必要ですが)。

インターネットが普及したことのメリットは、非同期型のコミュニケーション方法が飛躍的に発達したことにあると思います。メール、チャット、LINE、メッセンジャー、その他のSNSなど、どれもインターネットを前提としたツールですね。電話しかなかった時代は電話をせざるを得ませんでした。しかし、インターネットが普及してコミュニケーション方法が多様化した現在、メールやLINEなどを使えば、相手の時間を拘束せずに情報伝達することはいくらでも可能です。上記のメリットも踏まえて、積極的・意識的に非同期型コミュニケーションを使っていきたいものです。

 

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