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示談金回収前に、2度目の不貞行為が発覚し高額な賠償金を得た事例

相談背景

慰謝料

 依頼者(妻)は、夫と結婚していたところ、夫が職場の同僚との間で不貞関係に及んでいたことが発覚した。そこで、依頼者は、当事者間で示談をしていたところ(一度目の示談)、上記示談金を全額回収する前段階で、その相手方が夫と再度の不貞行為に及んでいたことが発覚した。
 そこで、二度目の不貞交際に対し、賠償請求をした事案。

弁護士対応

 まずは、依頼者が保有する証拠を全て整理し、時系列を整理したうえ、二度目の不貞交際に関する証拠部分を抜き出すこととした。これは、仮に一度目の示談より以前の証拠であれば、一度目の示談内容に含められてしまい、新たな二度目の賠償に関する証拠にはなり得ないからである。
 これらを選別し、新たな証拠を抽出したうえ、あらゆる事実関係について証拠化したうえで、相手方に請求をした事案である。
 依頼者にとって、二度も裏切られたことによる精神的苦痛は大きく、弁護士として、二度目の不貞交際について粘り強く請求を行った。
 なお、事案の捉え方によっては、一連の一つの不貞交際とみるのか、それとも二度の不貞交際とみるのか、という争点を含んでいたため、過去の裁判例を踏まえ、一連の不貞交際ではなく、二度の不貞交際である(故に、二度の賠償請求が認められる)という論拠を意識しながら、主張を行った。

結果

 上記の対応から、二度目の不貞交際行為に関して、一度目の賠償額を大きく上回る賠償を得るに至った。
 これは、二度目の特殊事情を強く主張し、質的な違いを主張したうえ、連続した一連の行為ではなく、別個独立の、より違法性の強い行為であるということを強く論理的に主張した結果である。
 このように、同じ事実関係であっても、緻密に分析をしていくと多面的に捉えることが可能である。弁護士としては、事案に即したあるべき解決にたどり着くため、事案に対するあらゆる見方(今回の事案では、一連のものか、それとも別個独立のものか等)を想定して、相手の反論を想定しながら、依頼者にとって有利となるような証拠の分析を丹念に行い、過去の事例(裁判例等)と当該事案との違いや、その共通点を探り当てることが極めて重要といえます。このような努力により、依頼者にとって納得のいく賠償金の獲得に結びつくような事案であったといえます。
 これらのことからすれば、やはり、専門家への早めの相談が、あるべき解決に結びつく近道といえるでしょう。

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