信号機がない交差点での事故の解決事例
被害者 名古屋市
40代/女性/会社員
増額した賠償額 255万円
傷病名 | 頸部挫傷、 腰部挫傷、 両膝挫傷、 外傷性腰部椎間板症 |
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後遺障害 | 併合14級 |
賠償額(依頼前) | 45万5,000円 |
賠償額(依頼後) | 300万円 |
■事故の概要
信号機のない交差点(相手方に一時停止標識あり)の出会い頭事故。
相手方が一時停止しないまま交差点に進入したため、当方車両の右後部に衝突した。
■主要争点(法的問題点)
1.傷害慰謝料
2.休業損害
依頼者は、会社員として収入を得るかたわら、家事労働も行ういわゆる兼業主婦であった。事故による負傷の痛みが強かったものの、痛み止め注射等で会社での休業を少なくしていたため、減収はそれほどなかった(むしろ事故前年よりも増収となった)
3.後遺障害逸失利益の期間
腰部椎間板(L4/S1)に他覚症状があることから、67歳までを主張。
4.過失割合
■争点等の結果
1について
裁判基準額まで増額。
2について
勤労収入に減収があまり認められないものの、休業期間全期間128日の30%が休業損害として認定された。
3について
裁判所和解案では5年とされる(基礎収入は賃セン)。ただし、より詳細な主張立証をすれば5年以上の逸失利益が認められ得るとの心証開示もされた。(本裁判では依頼者に既往症があったため、素因減額リスクを考慮して詳細な立証を断念する。)
4について
当方1:相手9